布で磨くのがもっともキレイになるはずであると、
少し前に書いたのを覚えていますか?
ツルツルの歯の表面に、しつこい油汚れのようなプラークが付いています。
目の細かな布で絡めとるようにして拭き取ってしまうのが、
キレイにするもっとも確実な方法です。
しかし、お口の中ではうまくいきません。
だから、皆さんが使っている「歯ブラシ」が、
お口の中にある「歯」を磨くのにもっとも適しているのです。
では、「布で磨く」ように「歯ブラシ」を使うにはどうしたら?
「大振りは絶対にダメ」と注意しました。覚えていますか?
歯ブラシはタワシのような道具ですから、
とても目の粗いものです。
目の粗いもので大きくこすっていても、
まわりじゅうを引っ掻き回すばかりで、
プラークはなかなか歯からはがれません。
ですから、
「歯ブラシ」の「毛先」を歯の表面に直角に当てて、
できるだけ細かく「毛先」で「歯」を揉むように動かして、
プラークを歯の表面からとにかくはがしましょう。
はがれたプラークは、お口をゆすげば簡単に流れます。
つまり、「歯ブラシ」を
ほうきのように「ザッ、ザッ」と使わず、
布を指で押し付けて磨く要領で、
「毛先」で「キュッ、キュッ」と歯を押すつもりで、
歯ブラシを動かして下さい。
ブラシなのでどうしても大きく動かしてしまいますが、
実際には毛先はほとんど動かさず、
歯の表面に直角に当てたまま、
とにかくその場の「プラーク」をほじくって下さい。
この動きを、
「前歯」で「鏡」を見ながら、1分間やってみましょう。
どうですか? 説明どおりにできましたか?
細かな動きは最初のうちはなかなか馴染まないかもしれません。
辛抱強く続けてみて下さい。
次回以降、もっと詳しく動かし方を説明します。
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