2008年3月6日木曜日

プラークの落とし方

もしも、「」がお口の外にあったなら、
布で磨くのがもっともキレイになるはずであると、
少し前に書いたのを覚えていますか?

ツルツルの表面に、しつこい油汚れのようなプラークが付いています。
目の細かな布で絡めとるようにして拭き取ってしまうのが、
キレイにするもっとも確実な方法です。
しかし、お口の中ではうまくいきません。

だから、皆さんが使っている「歯ブラシ」が、
お口の中にある「」を磨くのにもっとも適しているのです。

では、「布で磨く」ように「歯ブラシ」を使うにはどうしたら?
大振りは絶対にダメ」と注意しました。覚えていますか?
歯ブラシはタワシのような道具ですから、
とても目の粗いものです。
目の粗いもので大きくこすっていても、
まわりじゅうを引っ掻き回すばかりで、
プラークはなかなかからはがれません

ですから、

歯ブラシ」の「毛先」を歯の表面に直角に当てて、
できるだけ細かく「毛先」で「」を揉むように動かして、
プラークを歯の表面からとにかくはがしましょう

はがれたプラークは、お口をゆすげば簡単に流れます

つまり、「歯ブラシ」を
ほうきのように「ザッ、ザッ」と使わず、
布を指で押し付けて磨く要領で、
毛先」で「キュッ、キュッ」と歯を押すつもりで、
歯ブラシを動かして下さい。
ブラシなのでどうしても大きく動かしてしまいますが、
実際には毛先はほとんど動かさず
歯の表面に直角に当てたまま、
とにかくその場の「プラーク」をほじくって下さい。

この動きを、
前歯」で「」を見ながら、1分間やってみましょう。

どうですか? 説明どおりにできましたか?
細かな動きは最初のうちはなかなか馴染まないかもしれません。
辛抱強く続けてみて下さい。

次回以降、もっと詳しく動かし方を説明します。

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