2008年3月25日火曜日

奥歯の磨き方

時計、見てみましたか?
時間はどのくらいかかったでしょうか?
元々の磨き方と変わりましたか?

前歯で磨き方のポイントを覚えたら、
奥歯をきちんと磨けるように歯ブラシを進めて下さい。
奥歯はいくらとにらめっこしても見ることが出来ないので、
歯ブラシが歯の根元に「当たる感覚」だけが頼りです。
前歯で覚えた「ムズムズ」を奥歯でも感じるようにやってみましょう。

奥歯を磨くときには、ほっぺたが邪魔になります。
お口を大きく開くと、ほっぺたは突っ張るし、
あごの骨も邪魔になります。
反対にお口を閉じても、筋肉が邪魔になります。
お口は半開きにすると、歯とほっぺたの間に一番余裕ができます。
試しに、お口の大きさをいろいろ変えて、
ほっぺたを引っ張ってみて下さい。

一番ほっぺがのびるお口の大きさにして、
奥歯の外側を磨きましょう。
窮屈な状態ではきちんと「ムズムズ」できません。
さらに、歯ブラシが強くなりすぎると歯ぐきつけます。

では、やってみて下さい。
動かし方は「揉むように」ですよ。
大きく「ザザッ」とやらないように。

2008年3月24日月曜日

つづいてますか?

ハミガキ、続いてますか?
ムズムズするように磨けるようになったでしょうか?

前回は順番の話をしましたが、
大切なことは
急がずにきちんと歯の根元を狙って磨けるようになることです。
とにかく、で見えるところだけで良いですから、
しっかりポイントを押さえて磨けるようになって下さい。

どのくらい磨くのか?
磨き過ぎも良くないなんてことは耳にする機会もあるかもしれません。
実際には、
「間違った磨き方では、磨き過ぎは良くない」
ということになります。

ですから、きちんとした当て方、動かし方を練習しているのです。

では、実際どのくらい磨けば十分でしょう?
私は一カ所につき10回程度歯ブラシを振動させています。
歯ブラシを歯の根元にピタリと当てたまま10回程度ゆすり、
次の場所に移って、またピタリと当てます。
歯ブラシの頭の長さの半分ずつ移動してゆくと、
だいたい20回、同じところを磨くことになります。

この方法、回数で行くと、
どんなに効率よく磨いても15分はかかると思います。
みなさんは今までハミガキに何分かけていましたか?
一度、時計を見ながらやってみて下さい。

2008年3月18日火曜日

ハミガキの順番

どうですか?
前歯のハミガキはきちんとできるようになりましたか?

前歯で歯ブラシの当て方動かし方完全にマスターすることが、
すべての歯をピカピカにするための近道です。
なぜなら、奥歯や内側は歯ブラシがきちんと当たっているか、
見た目で判断できないからです。
そうそう、写真やビデオでは上あごの前歯を例にとっていますが、
下あごの歯でもかまいません。
で見やすい方の歯で、今までのポイントを押さえて、
根気よく練習して下さい。

きちんと磨くと、歯ぐきが「ムズムズ」してきます。
これが歯の根元にきちんと毛先が当たっている証拠です。
奥歯や裏側はこの「ムズムズ」を頼りに、
歯ブラシをきちんと当ててゆきます。

ハミガキは歯ブラシをきちんと根元に当てて行うことが大切なので、
適当にさっさと進んでいかないで、
きちんと順番を決めて、一本ずつ「ムズムズ」しながら進みましょう。
良い順番というのは特にありませんが、
難しいところから始めたり、日によって順番を替えて、
磨きムラが出ないように工夫しましょう。

ひとまず、ここにある順番で磨いてみて下さい。
右下奥歯内側→下前歯内側→左下奥歯内側→左下奥歯外側→
下前歯外側→右下奥歯外側→右上奥歯外側→上前歯外側→
左上奥歯外側→左上奥歯内側→上前歯内側→右上奥歯裏側
このとき、「→」の部分で油断しないで、
すべての歯をひとつながりに磨いてゆきましょう。

2008年3月17日月曜日

歯ぐき

映像からどうしても読み取って欲しいことが一つあります。

「歯ぐきを磨かない」ことです。

よーく映像を見て下さい。
不思議と歯ブラシ歯ぐきのギリギリのところで止まっていますね。
模型だからではありません。
きちんとした持ち方で、きちんとした場所に当てて、
きちんとしたをかければ、必ず映像のようになります。
歯ブラシの毛の弾力をうまく利用して下さい。
この状態であれば、歯ぐきに歯ブラシはほとんど当たりません

歯ブラシタワシのようなものですから、
歯ぐきをこすってしまえば、必ずキズになります。
傷ついた歯ぐきは痛いですし、
繰り返せばだんだんかさが減って歯の根が出てきてしまいます。
一生懸命ハミガキして、損したくないですよね。
でも、ハミガキで歯の根に問題を起こしている人は
とてもたくさん居ます
ですから、「歯ぐきを磨かない」ことは
どうしても守らなければいけないポイントの一つです。

歯ぐきのマッサージ」という言葉をよく耳にします。
歯ぐきお肌と同じ体の一部ですから、
マッサージをしても悪くないでしょう。
ただし、「ハミガキのついで」には出来ません。
どうしても気になる方は、
ハミガキを終わってから、
とても柔らかい歯ブラシ」で、
ゆっくり、かるーくマサージしてみて下さい。
歯ぐきは鍛えることができないので、どんなに繰り返しても同じです。
気分がスッキリしたら、終わりにしましょう。


磨けましたか?

映像、見にくいですね。
ただいま改善に向けて様々思考中です。

を見て、自分でやってみて、
映像と比べてみて下さい。
なかなか正面からだとわかりづらいかもしれないですね。
ポイントを思い出して、よく考えて磨いて下さい。

前回まで画像を出さなかった理由は、
みなさんにと向き合って、
それぞれみなさんの頭の中でイメージを作ってほしかったからです。
歯の形も、歯並びもそれぞれ個性です
みなさんがそれぞれにお口の中を見て、
歯並びを見て、「どうやって磨こうか?」考えて、
工夫することが大切です。

みなさんはこのブログに巡り会うまでも、
自分でハミガキしていましたよね?
ハミガキは「こうやって磨かなきゃいけない」ということはないのです。
大体は今までのように続けながら、
少しずつテクニックを吸収して、
スミズミまで磨ける」ようになって下さい。

2008年3月16日日曜日

おさらい

ちょっとお休みしてしまいました。

今年も花粉の季節が到来しましたね。
この時期は鼻の通りが悪く、歯ブラシもしにくいので、
ついついハミガキがおおざっぱになりがちです。
みなさんも気をつけて下さい。

前回までの内容をおさらいしてゆきます。

まず、無責任なようでもありますが、
必ずかかりつけの質問が出来る歯科医師を見つけて下さい
あなたの健康に関する大切なことです。

つぎに、

当て方
 歯ブラシを歯の表面に直角に当てます

持ち方
 鉛筆持ちして下さい。

動かし方
 キュッと押し付けて、歯を毛先で揉むように動かします。
 大振りは絶対ダメです。

当てる場所
 歯の根元1/3にきちんと当てること。

これだけ思い出して、
もう一度鏡を見てやってみて下さい。
実際にやってみることが大切です。

では、デモ映像を見てみましょう。
歯ブラシは小ぶりのものを使用していますが、
画像中のものは特におすすめという訳ではありません。


2008年3月10日月曜日

狙い所

歯ブラシの「当て方」、「持ち方」はおわかりいただけましたか?
もう一つ、大切なことがあります。

そうです、当てる場所
当然「歯」なのですが、
その中でも気をつけなければならないポイントがあります。
どこだと思いますか?

歯の「根元」、歯の一番歯ぐきに近い部分です。
この部分は一つの歯の中で、
もっともプラークのたまりやすい部分だからです。

歯の形をで良く見て下さい。
歯の先っぽ近くの部分がもっとも太く、
歯の「」のようになっています。
肩から下はわずかに細くなりながら歯ぐきに入ります。
また、奥歯では歯の下1/3程度の部分にもふくらみがあります。
歯の「」と言っても良いでしょう。
食べ物をかんだとき、食べ物は歯の表面に強く当たります。
このとき、歯の表面は「ハミガキ」したのと同じように、
食べ物によって掃除されます。これを自浄作用と言います。
」や「」の部分には食べ物が当たりやすいので、
これらの部分はきちんとした食生活をしていれば、
自浄作用によりある程度清潔に保たれます。
一方、「」より下の歯の根元の1/3の部分は、
腹の膨らみに阻まれて自浄作用が及ばないため
プラークがたまりやすくなります。
見慣れた歯でも、よく見てみると新たな発見があるでしょう?

ですから、ハミガキをするときには、
歯の根元1/3にきちんと歯ブラシを当てることが大切です。